新 野草ブログ

趣味の野草撮影を中心としたブログです。

2025年06月

タカネイチヨウラン

6月22日はあちこち回りましたが、まずは初見のタカネイチヨウランから

タカネイチヨウラン(Dactylostalix uniflora)は昨年(2024年10月)に登録されたばかりの新種です。
それまでイチヨウランは1種だけだと思われていましたが、標高2,200mあたりまではイチヨウラン(Dactylostalix ringens )で、2,200m~2,400mの亜高山帯には花がより小さく、がく片に黒紫色の斑点がない上、花弁の側裂片が小さいなどイチヨウランとは違う特徴を持つものがある事が判明、タカネイチヨウラン(Dactylostalix uniflora)と命名されました。 
これは是非見たいとさっそく調べたり花友さんに情報をお聞きしたりして出掛けてみました。まだ蕾ばかりで出掛けるのが早過ぎたかと思いましたが、諦めきれず探したら1ヶ所で3株開花しているのを見つけて万歳でした。

↓ タカネイチヨウラン
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エゾサカネランとカモメラン

6月21日はエゾサカネランを見に行って来ました。
花友さんの連絡で今年は2連が出ているという事で、今まで1本立ちしか見ていないこともあって是非見たいと思い 出掛けて来ました。幸いすぐに見つかり、その奥に1本立ちもあって良かったです♪ 
同場所のカモメランは年々少なくなっていて淋しい限りですが、なんとか2株見る事が出来ました。

↓ エゾサカネラン
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↓ カモメラン
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ヒナラン

6月15日はヒナランを見に行って来ました。
タイミングはバッチリでとても良い開花状態でしたが、あいにく時々雨が降り、風も吹いて撮影はなかなか大変でした。

↓ ヒナラン
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モイワラン

6月14日はモイワランを見る事が出来ました。
花先輩がFBにPostしたのを見てビックリ!すぐに問い合わせたら場所を教えてくれましたのでダッシュで見に行ったところ、まだ状態良く咲いていてくれました♪
2021年に東京(山間部)で見ていますが今回が2回目です。サイハイランに形が似ていますが、こちらは菌従属栄養植物で基本的に葉はありません。花はあまり開かず下向きに咲きます。花色は赤紫で美しい姿です。
栄養源の菌が木材腐朽菌という説があり、木材が完全に腐朽してしまうと菌が無くなってしまうのでモイワランも消滅してしまうという話です。 分布は広いのですが個体数は少なく、環境省のレッドブックで絶滅危惧1A類(CR)に指定されています。

とても珍しいランを見る事が出来て花先輩に感謝です。ちなみに愛知県新発見ですので記録に残すように関係筋にお願いしておきました。

↓ モイワラン
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ヒメジガバチソウ再び

6月12日は咲き始めで物足りなかったヒメジガバチソウがどうしても心に引っ掛かったので思い切って八丈島を再訪しました。今回はヒメジガバチソウ一択でしたので前夜の船で向かい、夕方の飛行機で帰路に就くほぼ日帰り旅でした。 2週間あいだを空けたので終盤の様子でしたが、それなりによく開いた花を見られて良かったです。

↓ ヒメジガバチソウ
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コアニチドリ

6月8日は新潟県までコアニチドリを見に行ってきました。
コアニチドリは2014年に尾瀬で見ていますが、なぜか画像が小さいものしか残っていません。残念なので撮り直しを考えていたのですが尾瀬は入口までも遠くて大変ですが、尾瀬ヶ原を横切った先にありますので木道を延々と歩くことを考えて躊躇していました。ありがたいことに花友さんから新潟まで行けば歩かなくても見られると教えて頂いたので出掛けてみました。開花のタイミングはちょうど良くて咲き始めの綺麗な花を見る事が出来て良かったです。

↓ コアニチドリ
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↓ 白花もありました
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クロカミラン

6月4日は佐賀県黒髪山にクロカミランを見に行って来ました。
長年見たいと思っていたランですが、なかなかピンポイント情報を得られなくず実現出来なかったランですが、やっと有力な情報を花友さんから頂いたので(今回も日帰りで)出掛けて来ました。
2ヵ所で念願のクロカミランを見られて感激でした。

クロカミラン(黒髪蘭)
Ponerorchis graminifolia var. kurokamiana
ウチョウランの変種で佐賀県の黒髪山周辺だけに分布する希産種。同種の中でも特に株数が少なく、環境省レッドリストで絶滅危惧1A(CR)に指定されている。

↓ クロカミラン
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サワランとトキソウ

6月1日は作手村へサワランとトキソウを見に行ってみました。
花友さんのSNSへの掲載で開花は間違いないはずですので余裕です(^^;
今年はサワランの花数がいつもより多く、わりと纏まって咲いていたのが良かったです。
トキソウは相変わらず多くの花数で楽しませてくれました。

↓ サワラン
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↓ トキソウ
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シマササバラン他

5月29日は八丈島に行って来ました。八丈島は過去2回(2013年と2018年)訪れていますが、まだ見ていないランがいくつかあります。そのうちのシマササバランが狙いで運が良ければヒメジガバチソウ(ジガバチソウの地域変種)も見られるのでは?との目論見です。初訪問の時、八丈ビジターセンターのセンター長さんに情報をお聞きしたら丁寧に教えて下さったので、今回もお尋ねしてみました。シマササバランはセンター脇にありますよとの事でまずは撮影し、それからヒメジガバチソウは地図を持ち出して教えて下さったのでレンタカーで向かったところ、少し迷いましたが無事見る事が出来ました。そのあとガンゼキランも教えて頂いたので寄ってみたら見事な状態で良かったです。最終盤でしたがハチジョウチドリも見られて有意義な花旅でした。

↓ シマササバラン
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↓ ヒメジガバチソウ
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↓ ガンゼキラン
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↓ ハチジョウチドリ
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ヤマトキソウ

5月27日はヤマトキソウを見て来ました。ヤマトキソウも好きなランで地元で見られるので、見られるうちは毎年見に行きたくなります。今年は昨年より花数が減ってお一人様ばかりでした。なんとかこの場所でいつまでも咲き続けて欲しいものです。

↓ ヤマトキソウ
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チョウセンキバナノアツモリソウとサルメンエビネ

5月26日は男鹿半島へチョウセンキバナノアツモリソウを見に行って来ました。

チョウセンキバナアツモリソウ
学名  Cypripedium guttatum 
ラン科 アツモリソウ属
環境省RDB:絶滅危惧ⅠA類

周北極に広く分布し、国内では秋田県男鹿半島にのみ自生します。
自生地は盗掘が酷くて絶滅寸前となっているため、現在は立ち入り禁止になっています。
代わりに男鹿半島内の神社で植栽されたものを公開しているのでそれを見に行って来ました。
キバナノアツモリソウによく似た花でしたが、花色は白色に紅紫色の斑紋がありとても美しくて見に行った甲斐がありました。
サルメンエビネも咲いていて、ついでに見られたのはラッキーでした♪

↓ チョウセンキバナノアツモリソウ
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DCR08852・08853st

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↓ サルメンエビネ
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ニラバラン

5月25日はニラバランを見に行って来ました。今年は少し遅れていて蕾株が多かったですが開花株も結構あって良かったです。風が強くて撮影には苦労して、なんとか見られる画像は少しだけでした(涙)。

↓ ニラバラン
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ヨウラクラン

5月24日はヨウラクランを見に行ってみました。
1週間ほど前に通りかかったので覗いてみたらまだ殆ど蕾でしたので、そろそろ良いのではと出掛けたのですが予想通りほぼ満開で良かったです。緑花のアオバナヨウラクランもありました。この場所、道路の拡幅でヨウラクラン・クモランが着生している黄楊の木が全て伐採されるという事でしたが、今年はまだ無事でした。工事が予定変更で取り止めになると良いのですが(^^;

↓ ヨウラクラン
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↓ アオバナ(緑花)混じり
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ムギラン

5月23日はムギランを見に行って来ました。花友さんから嬉しいお知らせがあって30分で行ける所に、しかも膝あたりの高さにあるとの事でしたので、これはありがたい♪とすぐさま出掛けて来ました。比較的新しい杉の切株にびっしりと着生していて花数もまずまずで花友さんに感謝です。コキンバイザサもありました。

↓ ムギラン
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DCV06594・06596st

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↓ 葉っぱがピクミン(^^;
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↓ コキンバイザサ
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